モンテッソーリとともに

0-3歳のモンテッソーリ教育やモンテッソーリベースな赤ちゃんからの子育てについて発信しています。

子どもとは・・・

「子ども」って大人の小さいバージョン・・!?

 

いやいや・・「子ども」って大人とは全く違う生きものなんです!!

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日々子どもと接している親や先生でも子どものよく分からない行動に悩まされることはたくさんあります。

子どもと接してると、「なんでそんなことするの〜!?」ってシーンに出くわしたことがありませんか・・?

子どもにはどんな性質があってどういう存在であるかが分かれば納得いきます。そして、子どもの見方や接し方、自分の考え方が変わります。

これまでは不思議だった行動がとても興味深く見えたり、一瞬一瞬が大切に思えたり・・・

そうすると、今まではイライラしてしまっていたことも愛おしく思えたり。

マリア・モンテッソーリはそんな子どもの秘密を発見したのです!

 

 

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0歳〜6歳の子ども

マリア・モンテッソーリは人間の発達を6年ずつ、4段階に分けて考えました。

第1期である0歳〜6歳の「乳幼児期」、そしてその前期である0歳〜3歳の時期は人間としてのベースであり、とても大切な時期として捉えられています。

 

一見無力に見える赤ちゃんでも、人間には胎児の頃から自ら成長しようとする力(自己教育力)が備わっているのです

首がすわり、寝返りし、ズリバイし・・とだいたいみんな同じように成長を遂げていきますが、どの時期にどんな発達を遂げていくかは自然に組み込まれたプログラムのようなもので、それに従って発達を遂げていくのです。 

 

無意識である0歳〜3歳

子どもには自ら成長していく力があるのですが、0歳〜3歳の時期は吸収する精神といって、無意識に環境から吸収する時期と捉えられています。

頭で考えて行動しているのではなく、本能的に必要な行動をしているのです。

0歳児を見ていると、動物みたい・・と思うことはありませんか?(笑)

眠くなったら寝て、お腹が空いたら泣き、寝返りしたり、おもちゃを握ったり、おもちゃに手を伸ばしたり・・・

そうして少しずつできるようになることが増え、発達を遂げていきます。

無意識に必要なことをしているということは、どの行動もぜ〜んぶ意味があるということ。

不思議に思えたり、いたずらのように見える行動も全部意味があるのです。

大人には理解し難いこだわりなども、その時期にしかない秩序感の現われだったり、ちゃんと意味があります

それを知らなかったら、そんな大人を困らせるような行動は「イヤイヤ期」とか「わがまま」とか「癇癪」と捉えられてしまいます。一般的にはそれが普通。。

でも意味があると分かれば簡単に解決できたり、子どもとの関係はもっと平和になります。

この時期にはどの子どもにも同じように発達の課題があります。

 

発達の課題

0歳〜3歳の子どもには「発達の課題」があります。どのような発達の課題があるのかを大人が分かっていると、それをサポートしてあげることができます。

4つの発達の課題 

・運動(粗大運動・微細運動)の発達

・感覚(五感)の発達

・言語(話しことば)の発達

・意識(意志)の発達

これらの発達を遂げるために赤ちゃんや子どもたちは一生懸命なんです!

  

敏感期

発達の課題があると言っても、いつ、どうやってその課題を達成するの・・?って思いますよね。

それを見極めるポイントとなるのが敏感期です。

 

敏感期とは・・元々は生物学用語であり、生物の成長過程で、ある能力を獲得するために感受性が特に敏感に働く時期のことを「敏感期」と言います。一つの目的が無事に果たされると、別の感受性が取って代わり、それ以前の感受性は消えてなくなります。

(例:青虫は太陽の光に導かれて木を上っていき柔らかい葉を食べますが、蝶になるとその性質は無くなってしまいます。)

 

敏感期はその時期にだけ現れる特別な性質や能力で、発達の目覚ましい0歳〜6歳の各時期に顕著に現れます。

「あることにハマってずっとやってる」・・・それが敏感期です。 

それはその時にその行動をすることに意味があるから。

その発達を遂げるのにその時がベストなのです。

 

〔敏感期の例〕

・本棚から本を落としたり、引き出しを開けたり閉めたりする・・・物を掴んで落としたり、開閉するという「運動」の敏感期 → 運動の発達に繋がる

・水や砂を触りたがったり、救急車や消防車のサイレンの音に敏感になる・・・「触覚や聴覚」の敏感期 → 感覚の発達に繋がる

・ミニカーをひたすら繋げたり並べる(男の子によくある〜!)・・・「秩序」の敏感期

 

敏感期に気づいてあげてそれをもっとやらせてあげると、子どもは満足感や達成感を得ると同時にどんどん発達を遂げていくことができ、それを洗練させていくこともできます。

でも敏感期に気がつかずにやめさせてしまうと、満足感や達成感は得られず、不完全燃料のような状態に陥ってしまうかも知れません。

もちろん、敏感期だからといっても落とされたり、破られたり、投げられたら困るものだってあります。そんな時は同じようなことができる代用品やおもちゃを与えてあげることができます。大人が一方的に与えるのではなく、子どもの行動からヒントを得て、おもちゃや用具を与えてあげるとベターです。

敏感期を察知するには、何よりもまず子どもを観察することです。子どもを観察していると、何に興味があってどんなことを楽しんでいるかが分かり、その行動に意味があることが分かってきます^^

 

どんな敏感期があるか

0歳〜3歳

・運動(粗大運動・微細運動)の敏感期(体全体を動かしたり、手先を動かしたり)

・感覚の敏感期(五感を使ってイメージを溜め込む)

・秩序の敏感期(物事の順番や状態など秩序的なこだわりなど)

・話しことばの敏感期(人の話しことばに敏感になる)

3歳〜6歳

・運動の敏感期(3歳までの体験を元にさらに細かい動きなどを身に付ける)

・感覚の敏感期(3歳までの体験を元に分類や比較、段階付けをして考える)

・文字の敏感期(読み書きへの興味)

・数の敏感期(数字や数、数量への興味)

・文化の敏感期(電車や動物、恐竜、虫など色々なものへの興味)

 

意識が芽生える3歳以降

ことばの習得と共に意識が芽生えてきます。ことばが分かると他の人と意思疎通できるようになったり、「考える」ことができるようになります。

3歳以降は0歳〜3歳の時期に無意識的に吸収したことを意識的に整理したり秩序化したり発展させていくようになります

3歳頃までに敏感期に沿って十分な活動ができれば、それ以降どんどん発展させたり洗練させていくことができるようになるのです。

「三つ子の魂百まで」というように、幼い頃に得た経験や習慣、能力は大人になっても継続されるので、やはり乳幼児期の過ごし方は大事なのです。

  

子どもってすごい!

0歳の赤ちゃんだって本能的に必要なことが分かっていて、どんどん自分で発達を遂げ、成長していくんですね。

この吸収する精神のおかげで言語(母国語)まで身に付けるのですから本当にすごいです!

(余談ですが、大人がなぜ第二言語を母国語のように習得できないか、納得いきますよね^^;)

どの国の子どももみ〜んな同じように発達の課題や敏感期があり、可能性を秘めているんです。

そう思うと世界が繋がる気がします♪

 

もちろん、私も人間なので、忙しい時なんかは我が子たちにイライラしてしたり怒ってしまったりして、後で反省することもたくさんあります。。^^;

でも、子どもがどんなことを必要としていて、そのためにはどんな環境を用意してどう接すればいいか・・ということを知っていると、子育てはずっとスムーズにいきます。自分自身も感情のコントールがしやすくなります。

それは大人と子どもの関係に平和をもたらします。

 

「子ども」について知ることは、モンテッソーリ教育以前のこと。

モンテッソーリ教育に興味はなくても、子どもと接するすべての方たちに、「子ども」という存在について掘り下げて知っていただきたいなぁ・・と思います。

 

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参考文献

・子どもやモンテッソーリ教育について深く知ることができる本

「幼児の秘密」 マリア・モンテッソーリ 著  中村 勇 訳

「子どもの精神」 -吸収する精神-   マリア・モンテッソーリ 著  中村 勇 訳

「子どもの発見」 マリア・モンテッソーリ 著  中村 勇 訳

 

・読みやすく、分かりやすく、おうちでモンテッソーリを取り入れる方法も紹介されているおすすめの本

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