モンテッソーリとともに

0-3歳のモンテッソーリ教育やモンテッソーリベースな赤ちゃんからの子育てについて発信しています。

ことばの発達のために

赤ちゃんに・・・いや、赤ちゃんがお腹の中にいる時からぜひたくさん話しかけてあげて下さい〜!

 

 

胎児期から始まる「話しことば」の敏感期


「話しことばの敏感期」は聴覚が機能し始める妊娠7ヶ月頃の胎児期から始まります

その頃からずっと、赤ちゃんは人(特に母親)の話すことばに敏感です。

初めはことばの意味が分からなくても、いつも同じ動作をするときにママやパパが同じことを言ったり、実際にものを見せながらその名前を言ったり・・と体験とことばが結びついていくと意味が分かるようになってきます。

例えば、おむつを替える時に「おむつ替えようね〜。気持ちいいね〜。」

お風呂の時に「お首洗おうね〜。次は腕・・」などなど。

そして食べ物や日用品など身の周りにあるものを見せて「これは〇〇だよ〜」などど、実体験にことばを添えていきます。

そうしているうちにだんだん「分かることば」が増えていき、それが溢れ出すと「言えることば」(発語)になっていくのです。

 

赤ちゃんにたくさん話しかけると赤ちゃんも話しかけてきます。それがちゃんとしたことばではなくてもママやパパには次第に分かるようになってきます。

そうした経験を積み重ねることが話しことばの発達を促します。

11ヶ月の次女は、最近おっぱいが欲しい時に「マ〜マ〜」と言うように。誰も私のことを「ママ」とは呼ばないので、どこからきたのかは分かりませんが、それが「おっぱい」を意味していると分かると彼女の要求が分かります。

最近は誰かが「いないいないばぁ」をしたり、自分で何かの影に隠れてのぞいたり、絵本の「いないいないばぁ」やめくるタイプの絵本を読むと「ピ〜カ〜」(英語の"Peek-a-boo"より)と言うようになりました。

お兄ちゃん、お姉ちゃんが言った言葉を真似てそっくりに言ってる時もあり、時々びっくりさせられます。それだけしっかり聞いてると言うことですね。何気なく発することばに気をつけないと・・^^;

 

言語習得には環境が影響する

言語獲得能力が備わっていても、周囲にことばが行き交う環境がなければ人間はことばを獲得しません

動物の中で唯一人間は言語を使ってコミュニケーションをしますが、もしジャングルの中で一人ぼっちで育ったとしたら人間でもことばを習得しません。

赤ちゃんの話しことばの発達に必要なのは、何よりも「話しことば」です

赤ちゃんが要求を伝える際に何かしらサインを出すことがあります。

次女が6ヶ月になった頃、愚図りながら舌を出すという動作をしていて、今までしたことのない仕草に何だろう?歯が生えてくるのかな??とか色々考えてみましたが、どうやらおっぱいが欲しかったよう。

こんなサインを示してくれても、サインで返す必要はありません。「おっぱいが欲しいのね!おっぱい飲もうね!」などとことばで返し、大人からあえてサインを教える必要はないと思います。

だって話しことばの敏感期真っ只中にいるのです。人が話すことばを聞くことが楽しい時期なのに、そこにサインが加わると赤ちゃんには情報量が多過ぎます。

ことば以外の情報が加わると、「ことばを聞きたい、発したい」という欲求を育てる邪魔をするような気がします。

まずはことばのシャワーを浴びせることがとても大事です。

 

ことばの習得には五感を通した実体験が重要

まだ本物に出会ったことのない赤ちゃんは絵や写真を見てもそれが何かよく分かりません。

苺を見たことも触ったことも香りを嗅いだことも食べたこともない赤ちゃんには、苺の絵を見ただけでは何か分からず、ましてやことばと結びつけるのは難しいのです。

ものの名前などについては、たくさんのことばを教え込む必要はなく、日常で出会うものや事柄にことばを添えていくだけで十分!

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おうちにあるもので良いので、本物の野菜や果物に触れさせてあげ、はっきりとその名前を発音します。

香りを嗅がせてあげたり、目の前で切って食べさせてあげると五感の発達にも繋がります

 

ことばの発達=意識(意思)の発達

人間はことばのおかげで「考える」ことができます。

「お腹が空いたな〜」とか、「〇〇で遊びたいな〜」とか、ことばで考えますよね。ことばを知らなかったら「考える」ことはできません。なので、その時期の子どもたちは無意識の状態であるといわれています。意識的に行動しているのではなく、本能的に必要なことをしているのです。

つまり、ことばが発達すると同時に意識(意思)がどんどん発達していくということです。そして精神的にも発達を遂げていくことになります。

ことばを習得する時期には個人差がありますが、これまで数々の子どもたちを見てきて、やはり環境にことばがたくさんある場合、ことばを発し始める時期が早いように感じます。ことばを発し始めると意識もしっかりしてきます。そうすると意思疎通ができるようになるので、大人はより子どものことを理解しやすくなります。

その昔、担任をしていた年少クラスにいた男の子のエピソード。

お誕生日は遅い方だったと思いますが、口が達者でやけに大人びた喋り方をします。ある日のランチタイムで食べたことのないものが出てきた時の彼の一言。

「ちょっと味見てみるわぁ!」

その表現に思わず笑いました(笑)

おうちの状況を聞いてみると、おじいちゃん、おばあちゃんと同居していたので、喋り方が古風というか、表現が子どもっぽくなかったのです(笑)でも彼はしっかり意味を理解して話していました。

ことばと言っても言語はたくさんあります。子どもが習得する言語(母国語)によって、意識や考え方に違いが出るような気がします。これについてはまた改めて書きます〜。

 

自己教育力を発揮するために

子どもには自ら成長していこうとする力、自己教育力が備わっています。子どもの内から起こる欲求に沿って様々な発達を遂げていくことができると、ピースフルで穏やかに過ごすことができ、子どもが満足感や達成感、自己肯定感を得ることに繋がります。

そんな自己教育力を最大限に発揮するためには環境も大切です。

物的な環境に加えて、人的な環境である身近な大人が子どもの要求に気づいてあげたり、意識を向けるだけでも子どもたちのより健やかな成長を促すきっかけになります

現代ではいろ〜んな情報や目新しいメソッドなどが溢れていますが、今も昔も人間は人間。人間の機能や発達は変わりません

最新の情報より、まずは『子どもってどんな生きものなのか』を知ることがシンプル且つ「基本のき」です!

そうすると、本当に必要なもの・不必要なものが分かり、子どもたちの自己教育力を発揮するサポートができるはずです^^

  

おすすめの本♪

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一人目の時は色んな育児書やひ○こクラブなどを読んだりしましたが、今本棚に並ぶのはほぼモンテッソーリ関連の本。

その中でも読みやすく、乳幼児子育て中の方にオススメの2冊です♪

 

赤ちゃんのことばの習得を促すのにぜひ絵本を♪

www.montessoripage.com